■“風格”すら漂う!「日本代表MF」の驚異的な成長

 だが、開幕した2026-27年シーズンでは久保も原田も万全の状態でプレーできており、そこにやはり2025シーズンの途中、初招集された日本代表の合宿中に右膝前十字靱帯断裂の重傷を負って離脱してしまったボランチの熊坂光希も復帰した。

 こうして、右サイドの攻撃力は昨年よりもさらに一段と強力になったような印象を受ける。

 特に熊坂の成長は大きい。

 もちろん、もともと日本代表に選出されるだけの選手ではあったのだが、今シーズンの熊坂を見ると負傷する前よりさらに一段も二段も成長しているように見える。ミドルレンジのパスを使って落ち着き払って攻撃を組み立てる姿を見ると“風格”のようなものさえ感じさせるのだ。

 柏の最終ラインの中央には、守備の要である古賀太陽が控えている。

 古賀は相手のCFとの1対1の守備でも強さを発揮する、まさに替えが効かない選手が、最終ラインからパスを供給してチームの攻撃を司る選手でもある。その古賀の1つ前のポジションに熊坂が入って(あるいは最終ラインに下りて)、古賀と同様に左右に展開して攻撃を組み立てているのだ。

 昨年は右のシャドーの小泉がかなり後方まで下がって組み立ての仕事も担当していたが、現在では熊坂が組み立てを行えるため、小泉はより高い位置でフィニッシュの前の段階に集中できている。

 とにかく、ポジションチェンジしながらパスを交換する柏の右サイドでのテンポの良い攻撃は見ていて楽しいことは間違いない。

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