過去23年で「達成者ゼロ」、高い壁を超えるには?ACL出場クラブを苦しめる遠征と日程【前人未到の「Jリーグ&ACL2冠」へ!史上最多J6チームの挑戦】(2)の画像
2022年AFCチャンピオンズリーグで優勝した浦和レッズ。その後、2024/25シーズンのACLEでは、川崎フロンターレが決勝に進出したものの、アル・アハリ(サウジアラビア)に敗れて準優勝に終わっている。撮影/中地拓也
 アジアの頂点を決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)。今季は史上最多となる6つの日本のクラブがアジアの戦いに臨むが、彼らを待ち受けているのは想像を絶する「超長距離移動」と「過密日程」だ。過去23回の歴史において、JリーグとACLの「同年2冠」を達成した日本のクラブはひとつもない。なぜ同時制覇はそれほどまでに困難なのか? サッカージャーナリスト・大住良之が、各クラブのリアルな海外遠征日程をもとに、その高すぎる壁の正体をひも解く。【第2回/全2回】

■豪州から東南アジアまで…Jクラブを襲う「長距離アウェイ遠征」のリアル

 Jリーグを戦いながらのACL出場はまさに「日程との戦い」だ。今季のJ1には北海道と東北、北信越、さらに四国のチームはいないので、J1の試合は「東海道新幹線~山陽新幹線」、あるいは航空便での移動で戦うことができる。しかしACLでは、韓国、中国といった「近場」の東アジアの国々だけでなく、東南アジア、そしてオーストラリアへの遠征も伴うことになる。

 日本の6チームのACLでのアウェイゲーム(海外遠征)日程は以下のとおりである。

【鹿島】
 10月13日(火) コンアン・ハノイ(ハノイ=ベトナム)
 11月4日(水) ブリーラム・ユナイテッド(ブリーラム=タイ)
 12月2日(水) ポートFC(バンコク=タイ)
 2027年2月9日(火) 大田ハナ・シチズン(大田=韓国)

【柏】
 9月16日(水) 全北現代モータース(全北=韓国)
 10月27日(火) ラーチャブリーFC(ラーチャブリー=タイ)
 11月24日(火) ニューカッスル・ジェッツ(ニューカッスル=オーストラリア)
 2027年2月16日(火) 浦項スティーラーズ(浦項=韓国)

【京都】
 9月15日(火) 大田ハナ・シチズン(大田=韓国)
 11月3日(火) コンアン・ハノイ(ハノイ=ベトナム)
 12月1日(火) ブリーラム・ユナイテッド(ブリーラム=タイ)
 2027年2月16日(火) ポートFC(バンコク=タイ)

【G大阪】
 10月13日(火) ニューカッスル・ジェッツ(ニューカッスル=オーストラリア)
 11月4日(水) 浦項スティーラーズ(浦項=韓国)
 12月2日(水) 全北現代モータース(全北=韓国)
 2027年2月9日(火) ラーチャブリーFC(ラーチャブリー=タイ)

【神戸】
 9月16日(水) ポートFC(バンコク=タイ)
 10月27日(火) 大田ハナ・シチズン(大田=韓国)
 11月24日(火) コンアン・ハノイ(ハノイ=ベトナム)
 2027年2月16日(火) ブリーラム・ユナイテッド(ブリーラム=タイ)

【町田=ACL2】
 10月15日(木) タンピネス・ローバーズ(シンガポール)
 10月29日(木) 上海申花(上海=中国)
 11月26日(木) プリヤ・カーン・リーチ・スバイリエン(プノンペン=カンボジア)

  1. 1
  2. 2
  3. 3