ついにJリーグ史上初となる「秋春制」の2026-27シーズンが幕を開けた。開幕節から全カテゴリーで記録的な入場者数を叩き出し、スタジアムはかつてない熱気に包まれている。ワールドカップ後のサッカー熱は本物か、それとも一過性のものか。サッカージャーナリスト・後藤健生が、記録的動員の裏で見え隠れする各クラブの「リアル」と、強豪クラブに漂う“継続性”のワケをひも解く!【第1回/全3回】
■動員記録更新も…新時代に突きつけられた「エキサイティング」の条件
今シーズンから秋春制に移行したJリーグが8月7日に開幕。
開幕節ではJ1からJ3までの全カテゴリーで47万6112人の入場を記録。J1リーグだけでも30万4292人が入場。それぞれ、1節あたりのこれまでの入場者数の記録を塗り替えた。
これまでの記録は全カテゴリーの記録が2024年の第38節、J1の記録が2025年の第14節に記録されたものだった。
「第38節」といえば、言うまでもなく各カテゴリーの優勝や昇降格が懸かったリーグ最終節。一方、2025年の第14節は大型連休中の節だった。
今シーズンは、開幕節からそうした集客が多い時期の記録を塗り替えたのだ。
ワールドカップでの日本代表の健闘でサッカーに対する関心が高まった流れがこの記録に結びついたのだろうか?
いずれにしても、開幕節での勢いを今後も持続していくためには今後も内容の濃い、エキサイティングなゲームを続けていくしかない。
新シーズンの開幕時は各カテゴリーのすべてのチームが横並びの状態にある。上位も下位もない、まっさらな状態だ。昨シーズン悔しい思いをしたサポーターも期待を抱いてスタジアムに向かうことができる。
最大の興味はもちろん優勝争いであり、昨シーズンに好成績だったチームはそれを継続・発展できるかどうか。そして、昨シーズン低迷したチームは巻き返しができるかどうか、開幕戦の内容と結果に注目が集まった。



























