■百年構想リーグ優勝の仙台は攻撃力アップ
26―27シーズンのJ2リーグが、8月8日に開幕する。25年シーズンのJ2から水戸ホーリーホック、V・ファーレン長崎、ジェフユナイテッド千葉の3チームがJ1へ昇格し、新たにJ3から栃木シティ、ヴァンラーレ八戸、テゲバジャーロ宮崎の3チームが加わり、全20チームで争われる。
今年2月から6月にかけて開催されたJ2・J3百年構想リーグでは、ベガルタ仙台が優勝を飾った。就任3年目の森山佳郎監督のもとでしっかりとした守備を構築し、百年構想リーグの地域リーグラウンド18試合で15失点と堅守を見せた。仙台が戦ったEAST―AグループはJ2の7クラブが同居しており、そのなかでの1試合平均1失点以下の数字は評価できる。
課題の攻撃面では、J1のファジアーノ岡山から新加入のFW岩渕弘人が、チームトップの6ゴールを記録した。また、4バックから3バックへの変更でインサイトハーフが主戦場となったMF武田英寿が、5得点4アシストと決定的なシーンへの関与を強めた。
百年構想リーグ後のオフシーズンには、即戦力をふたり獲得した。
MF浅倉廉、FW中島元彦である。
浅倉は藤枝MYFCの主力選手で、25年シーズンは9得点3アシストをマークした。ドリブルでボールを運んでいく力があり、ペナルティエリア周辺でアイディアを発揮できる。右利きだが左足のパスやシュートもスムーズだ。藤枝では3-4-2-1の2シャドーを定位置としており、森山監督が3バックを継続するのなら、仙台でも2トップの後方を担うことになるか。いずれにせよ、中盤の組合せにさらなるバリエーションがもたらされる。
中島はセレッソ大阪からの完全移籍で、24年以来の復帰となった。ボランチから2トップの一角まで幅広くこなせるが、その特徴がもっとも生きるのは攻撃的なポジションだ。中島がチームトップの13ゴールを記録した24年のパフォーマンスを再現すれば、J1昇格争いに食い込むことはもちろん、2位以内での自動昇格も現実味を帯びていくだろう。
ポジションは2シャドーか、2トップか。どちらで起用されることになっても、岩渕と朝倉、それにMF相良竜之介や武田らとの連携が楽しみだ。







