現地7月5日、北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド16が行われ、イングランド代表が3-2でメキシコ代表に勝利した。試合直後に行われた主将、ハリー・ケインのインタビューが話題を集めた。
ホスト国であるメキシコの“聖地”アステカで行われた一戦。標高2240mの位置にあるスタジアムで、メキシコは通算89回の公式戦でわずか2敗、しかも13年間無敗をキープしていた。対するイングランドにとっては、1986年メキシコ大会の準々決勝でディエゴ・マラドーナに「神の手」と「5人抜き」の伝説的なゴールを決められて1-2で敗れた因縁の地だった。
試合は、雷雲を伴う悪天候のために1時間遅れでスタート。メキシコが優勢に試合を進めたが、イングランドは前半36分と38分にジュード・ベリンガムが連続ゴールを決める。だが、前半終了間際に1点を返され、後半9分には右サイドバックのジャレル・クアンサーが危険なタックルで一発退場。数的不利の状況でアディショナルタイムを含めて残り40分以上を戦うことになる。
苦境の中、存在感を放ったのがエースであり、主将でもあるケイン。後半15分にアンソニー・ゴードンが獲得したPKを力強くゴール左へ蹴り込んで今大会6ゴール目を挙げる。同24分に自らのファウルでPKを献上して再び1点差とされたが、後半45分にベンチに下がるまで、勝利のために懸命に走り、体を張って守り、仲間に対して声を張り上げ続けた。
試合直後のインタビューに臨んだケインは現地リポーターの質問に耳を傾けた後、喜びの言葉を発するも、高地での完全アウェイにおける死闘の影響か、声が掠れて普段とは全く異なる声色に…。ケインも苦笑いしたが、それでもインタビューを続け、ガラガラ声のまま勝利の喜びを伝えた。














