戦いは終わり、早くも次期監督の人事と日本サッカーの未来に向けた議論が白熱し始めている。圧倒的なポテンシャルを秘めたパリ世代やユース世代の有望株をいかにしてフル代表へ組み込むのか。そして、日本を悲願のW杯優勝へと導く指揮官は、一体誰であるべきなのか。サッカージャーナリスト・後藤健生が、森保一監督の「続投」を支持しつつも、組織のマンネリ化を防ぐための“欧州最先端の血”を導入する次世代プランを提言する。
■パリ世代の不在と、未来を担う圧倒的な有望株たち
今回の大会で特筆すべきは、パリ・オリンピックを経験した選手がワールドカップ代表に入れなかったことだ。
実に残念なことだ。ロサンゼルス・オリンピックから、スペインなどで開催される2030年大会に多くの選手が食い込んでいってほしい。その意味では、これから決まるはずのフル代表の監督と、オリンピック・チームの大岩剛監督との連携も重要になる。森保一監督自身が監督を務めた東京オリンピック世代からは数多くの選手がフル代表で活躍したのだから……。
オリンピック世代やさらに下の世代にも有望株は目白押しだ。
ユース世代最強の鹿島アントラーズには、徳田誉とか吉田湊海といったすでにJリーグで活躍したFWがいる。鹿島には他にもDFの元砂晏翔仁ウデンバもいるし、小笠原満男さんのご子息の小笠原央も大成してほしい選手だ。
あるいは、若い世代には村松秀司(ロサンゼルスFC)といった、将来、鈴木彩艶を脅かすかもしれないGKもいる。CBとしては、名古屋グランパスの竹内悠三はまだ16歳ながら、非常にスケールの大きなプレーができる。
すでにヨーロッパに渡った高井幸大や市原吏音なども含めて、日本代表のDF陣の層の厚さはこれからも維持できる。
僕はユース年代専門で取材しているわけではないので、ここで挙げたのは思いついたほんの一部の選手ばかりだ。
継続して若い選手を育成して、Jリーグで経験を積ませて、ヨーロッパに活躍の舞台を移す……。当面は、そうした流れの中で日本代表の強化は進んでいくのだろう。


































