■日本が「少し良くなった」時間帯の得点

――先制するまでは、良い展開だったのでしょうか。

大住「最初は勢いよく前に行く場面もあったんだけど、ボールを持たれすぎていた。それでも前半を通じて、ペナルティーエリアの10メートルくらい手前の位置に最終ラインを置いていたので、何とかしのげていたんだよね。だけど後半、最終ラインが10メートル下げられちゃった」

後藤「前半も時間帯によっていろいろな展開があったけれども、基本的には5バックになりつつ、ある程度の高さを保って良い守りができていた。完全に引いて守っている時間もあったけど、時間帯によっては前からプレスをかけたり、攻撃の形をつくる時間も多少はあった」

大住「前半の残り10分くらいは結構ボールを持てていた。ブラジルがあまり取りにこなかったから日本がボールを回している、という場面が結構あったよね」

後藤「先制ゴールを挙げた場面でも、ブラジルがボールを持ってはいるんだけれども、外側で回すだけで攻めあぐねる状況になっていた。そういう中で日本がちょっとちょっかいを出すと、相手のミスが出始めたなっていう状況で、横パスを佐野海舟がカットする形ができた。あれは偶然というよりも、試合の流れの中で少し日本が良くなった時間帯に生まれた得点だったよね。それに前半の追加タイムに入ってからは、むしろ日本が押し込む時間があった。後半はそういう時間をほとんどつくれなかった、ってことです」

大住「そうだね」

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