サッカー日本代表の2026年ワールドカップが幕を閉じた。結果はラウンド32での無念の敗退。だが、我らが真に目を向けるべきはその「内容」と、未来への「可能性」だ。激闘となった王国ブラジル戦で、日本が見せた確かな成長と、突きつけられた課題とは何だったのか。そして、この経験は次なる飛躍へどうつながっていくのか。日本サッカーを見つめ続けるベテランジャーナリスト、大住良之と後藤健生が、熱き想いとともに語り尽くした。
■後半、「下げられちゃった」最終ライン
――結果は敗戦ですが、日本は力を出し切れたのでしょうか。
後藤「まあ、力の差はあったから、あれくらいの展開になるのはしょうがないですよね。思ったよりもブラジルとの差はありましたね」
大住「あのくらいの差はあるだろうと思ってはいたけど、今大会を通じて、プレーぶりは残念だった。日本代表はもっとできるはずなんだけど、理由があってあのような試合になってしまった。特に後半に入ってから、ブラジルに最終ラインを下げられたわけなんだけど、全体的に下がっちゃった。これではいつか失点するな、っていう感じだった」
――序盤には前からも守備にいったり、最終ラインも高く保っていたのですが…。
大住「後半、ブラジルがサイドへボールを運んで、さらに逆サイドへ振ってというようなことをやられているうちに、どんどん下げられちゃった」
後藤「下がっちゃった、じゃなくて、下げられちゃった、だよね」
大住「そうだと思う。そこで下げさせられないようにするにはどうしたらいいかっていうことを、ちゃんと身につけないといけない。ああいう展開になれば、必ずピンチの場面の1つや2つはできちゃうよね。だから、その点では反省するところはあったんじゃないかな。力を出し切ったか、できる最大限のことをしたかっていうと、そこまではいかなかったような気がする」































