■審判委員会コリーナが「戦術」を研究も…

 しかしセットプレーでは「守備を固める」意味がない。入念に計画を練り、選手たちがそのとおりに動き、そこにプランどおりの正確なボールが来れば、攻撃側にとって大きなチャンスになる可能性が高いのである。イングランドは、まさにそれを実践してきたのだ。

 そのプランのひとつが「ブロック」である。ストーンズは自分が前進しようとしてブシュコビッチとぶつかったわけではない。ペナルティースポットに走り込んでくるケインをフリーにできるよう巧妙な場所に立ち、ブシュコビッチの動きを意図的に妨害したのだ。

 イタリア人のピエルルイジ・コリーナを長とする国際サッカー連盟(FIFA)の審判委員会も、イングランド代表のこうしたセットプレー戦術を研究し、あからさまなブロックはファウルにする方針を持っているという。しかし、ストーンズのように選手たちの動きは巧妙で自然に見え、この試合では見事にそれが1点に結びついた。

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