■全8本のCKを蹴った「右利きのMF」
前半9分、この試合の最初のCKは、ペナルティーエリア内でハリー・ケインが反転シュートし、DFに当たって得たもの。右からデクラン・ライスがキック。クロアチアがはね返したが、それをエリア内でクロアチアのルカ・モドリッチがクリアしようとしたところにリース・ジェームズが入ってきてボールにタッチ。モドリッチが倒す形になってしまった。
ケインのPKをクロアチアGKドミニク・リバコビッチが止めたが、VARのジェローム・ブリサール(フランス)はリバコビッチがゴールラインから出ていたと判定、主審クレマン・トゥルパン(フランス)は映像を見るまでもなく蹴り直しを命じた。私には、明確に出ているとは見えなかったが…。ケインは1度目と同じところに蹴り、先制点を挙げた。
完全に劣勢に立たされていたクロアチアが見事な連係から見事な同点ゴールを決めたのが前半36分。しかしわずか6分後にイングランドは「完璧なCK」で勝ち越し点を挙げる。
42分、イングランドのこの試合3本目のCKは、最初の2本と同様右コーナーから。この日、イングランドは右から6本、左から2本、計8本のCKを獲得したが、いずれもMFのライスが蹴った。右利きのライス。右CKはGKから逃げていく「アウトスイング」である。

































