■重要性を増す左右のウイングバック!
オランダが強烈な個をそろえていることは変わりない。どんな試合展開を想定しているかによって、ピッチに送り出す11人も変わってきそうだ。
とは言え、守りを固めるような消極的な発想ではリスクも高まる。森保監督は4年前のカタール大会から学んだものとして、自分たちでボールを動かして主導権を握る時間をいかに増やすかを掲げてきた。攻守の細かいバランスをどう取るか――。
最終ラインの選択肢は豊富。代わって主将を託された板倉滉や渡辺剛、冨安健洋、伊藤洋輝、鈴木淳之介とコンディションと特性を見極めながらになるだろう。
重要性を増すのは左右のウイングバック。上下動の運動量が求められる。ウイングバック個人の責任ではなく、両サイドのセンターバックや両シャドーとも連携して、相手の攻撃を封じ込めたい。マークの受け渡しや、先の展開を予測したポジショニングなど、ボールのない位置での細かな連携が重要になる。11人がひとつの頭脳で動いているようなチームを見たい。
MFから前のポジションは、5人の交代枠を使いながらどう試合を作っていくか。選択肢を増やしてきた森保監督の采配も興味深い。
開幕したばかりの1次リーグを見渡しても、日本のいるF組は高いレベルで力が拮抗していることがうかがえる。勝ち点3を手にできるのが一番いいが、そうなりそうもない展開になったときにどう振る舞うか。相手は伝統的に、対戦相手に関係なく自分たちのサッカーを押し出してくるスタイル。三笘薫、南野拓実、遠藤ら主力を失った日本の現在地も映し出す一戦になる。





























