今年から初の「秋春制」へ移行し、歴史的な転換期を迎えているJリーグ。8月の新シーズン開幕に先駆けて開催された特別大会「百年構想リーグ」もまた、初の試みとして大きな注目を集めた。この半年間の戦いから見えたチームの変化や新シーズンへの兆しを、サッカージャーナリスト・大住良之氏が読み解く。(第1回/全3回)
■Jリーグ最大の変革
Jリーグは、1993年に始まって以来最大の「変革」を迎えようとしている。シーズン制の変更である。これまで「2月開幕、12月閉幕」だったいわゆる「春秋制」は今年、「8月開幕、翌年6月閉幕」の「秋春制」へと変わる。
スタートして30数年、Jリーグの「変革」はいくつもあった。1999年の「J2発足」、2003年の「延長戦廃止」、そして2005年の「2ステージ制廃止」…。だが今回の「シーズン制変更」は、それ以上の大きな変更のように思う。
欧州の主要リーグをはじめ、世界の「サッカーシーズン」が「8月~翌年5月」の「秋春制」であることはよく知られていた。しかしJリーグは1993年のスタート時から「春秋制」を採用した。「アマチュア時代」の日本サッカーリーグ(JSL)が、全27シーズンのうち最後の6シーズンを「秋春制」で開催していたが、それを「春秋制」に戻したのである。
JSLの最終シーズン「1991/92」は、1992年3月に閉幕。Jリーグは1993年春スタートを決め、1992年の秋(9月開幕)には、最初の公式大会として「ナビスコカップ(後のルヴァンカップ)」を開催した。今年の「百年構想リーグ」とよく似た状況だ。













