■失速気味のG大阪

 西地区でも、勝利予想の声の大きさに疑問が残るチームがある。toto公式サイト上で61%の得票率を得ているガンバ大阪だ。

 確かにG大阪は、現在西地区で2位につけている。だが、7位のサンフレッチェ広島まで勝点3差しかない混戦の中での2位であり、首位のヴィッセル神戸とは6ポイントの差がある。しかも他チームより1試合多く消化した上での結果であり、ここ3試合は90分間での勝利がなく、やや失速しているとの印象だ。

 原因はACLだ。ともに決勝トーナメントに入っているが、サウジアラビアでの集中開催となっているACLエリートとは違い、G大阪が戦うACL2はホーム&アウェイの戦いが続いている。

そのため、今月に入ってからは中3、4日で国内外での連戦を強いられてきた。その結果、連戦最初の京都サンガF.C.戦では勝利したものの、その後の百年構想リーグでは90分間での勝利を得られていない。今週水曜日にACL2決勝を見越して前倒しで行われた第17節でも、アビスパ福岡に屈することとなった。

今節対戦するのは、西地区最下位のV・ファーレン長崎だ。大きく順位が離れている相手との対戦であることも、G大阪勝利の予想に傾く理由かもしれない。だが連戦の疲労には、その差を覆すだけの影響があると考える。

また、見方によっては立場がひっくり返る。90分間での勝利数を見ると、G大阪が3勝なのに対して、長崎は4勝。勝ち切る力は、長崎の方が上なのだ。

 今季最初の対戦ではG大阪が勝利したが、3-2という接戦だった。今回は長崎のホームでの激突であり、遠征の疲労も重なるG大阪に、長崎が勝利すると予想する。

 後編でも、最下位チームの逆襲に焦点を当てる。

(2)へ続く
  1. 1
  2. 2