■得点源となる選手の登場が待たれる
この勝利で勝点を17とした甲府は、通算成績6勝2敗でFC岐阜、いわきFCに次いで3位につけている。新監督のもとでのシーズンの入りとしては、悪くないと言えるだろう。
ここまで8試合で5失点の守備は、選手の顔ぶれも含めて計算できる印象だ。このハーフシーズンで望まれるのは、得点源となる選手の出現だろう。
25年のJ2でチームトップの9得点を記録したMF鳥海芳樹が、J1昇格の水戸ホーリーホックへ完全移籍した。鳥海とともに2シャドーの一角を担うこともあった田中雄大も、所属元のファジアーノ岡山へ復帰したのちにサガン鳥栖へ完全移籍した。2シャドーや1トップで起用されたブラジル人アタッカーも、今シーズンのスカッドから外れている。
渋谷監督は21歳のFW内藤大和を1トップで起用し、背番号10を着ける彼は6節までに5得点と結果を残している。その内藤のケガでスタメンに抜てきされた太田龍之介が、今節のRB大宮戦で結果を残した。
岡山から期限付き移籍の太田は、185センチのサイズを持つストライカーだ。昨シーズンはJ3の栃木SCで、チームトップの10ゴールをマークした。明治大学在籍時から注目されてきた23歳が、J2でも結果を残していけるのかに注目が集まる。
前線にはRB大宮からFW藤井一志(24歳)を期限付き移籍で獲得した。さらにはシーズン開幕後の3月に、MF黒川淳史(28歳)がFC町田ゼルビアから完全移籍している。大宮アカデミー出身の黒川は、渋谷監督の指揮下にあったトップチームに在籍したことがある。
大卒で楽しみな選手もいる。日体大から加入したスタチオーリ・ミケーレ(22歳)だ。イタリア人の父とブラジル人の母を持つ彼は、アスリート能力が高い。福島ユナイテッドFCとの開幕戦で途中出場し、左サイドからのクロスに飛び込んでダイビングヘッドを決めている。現在はケガで離脱中の彼が定位置争いに食い込むと、前線の選択肢がさらに増える。









