反則級の“飛び道具”に博多の森が何度も沸いた。
3月21日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドの第8節、アビスパ福岡対ガンバ大阪がベスト電器スタジアムで行われた。試合は後半アディショナルタイムに福岡が追い付いて2-2で90分を終え、迎えたPK戦では延べ30人が蹴った末に福岡が勝点2を手にした。
その試合でJリーグ初スタメンを飾った21歳のMF前田快(こころ)が、何度も「肩」でスタンドを沸かせた。
挨拶代わりだったのが、前半5分の場面。ハーフウェーラインを少し越えた位置からロングスローを放り込むと、ボールはぐんぐんと伸び、ペナルティーエリア内のシャハブ・ザヘディの頭の上を通り過ぎて落下。約40mの距離を記録した。
現在、神奈川大学在学中の21歳ボランチの前田。昨年9月に2027シーズンからの福岡加入内定が発表され、2026年シーズン開幕前に特別指定選手としてチームに合流。2月8日の第1節・ファジアーノ岡山戦で後半途中から出場して同点ゴールを決め、この日が初スタメンだった。
前田はその後も、ボールが相手陣内でタッチラインを割る度にボールに駆け寄り、まるでコーナーキックやフリーキックのような弾道で飛距離抜群のロングスローを次々と繰り出し、G大阪の守備陣を慌てさせた。












