■等々力劇場モードからPK戦へ
後半に入ると、川崎がボールを握る時間が再び続いた。後半17分には前線3人を総入れ替えし、個での強引なフィニッシュに長けるエリソンと伊藤が登場。それでも、樹森大介監督が率いる水戸はサイドアタックに対して数的優位を作ることを絶やさずに我慢強く守り、90分での初勝利に近づいていった。
最後の一押しがなかなかハマらない川崎だったが、後半36分に左サイドからのクロスが相手の腕に当たってPKを獲得。エリソンが決めて1点差とすると、チームもスタジアム全体も等々力劇場モード。明らかにギアが上がった鋭さのある攻撃でゴールに肉薄し続け、最後の最後で頼れるキャプテン・脇坂泰斗が執念の一撃を決め、追いついてタイムアップを迎えた。
PK戦では川崎が全員成功。水戸が2人失敗。最後の最後で勝ち点を0から2へと変えた川崎だが、キャプテンの脇坂はサポーターに「バラバラ(勝利後の恒例チャント)は勝ち点3をとった時にやろう」と呼びかけた。攻守のどちらも良い試合にすることはできず、選手たちは満足していなかった。
■試合結果
川崎フロンターレ 2(4PK2)2 水戸ホーリーホック
■得点者
45分 加藤千尋(水戸)
45+4分 加藤千尋(水戸)
84分 エリソン(川崎)
90+3分 脇坂泰斗(川崎)















