■財力にものを言わせるサウジ
2023-24シーズンまではACL決勝はホーム&アウェー方式で行われ、しかも、ある年の決勝で第1戦が西地区ホームだった場合、次のシーズンは第1戦が東地区ホームというように東西の公平性を保ったレギュレーションだったのが、昨シーズンから決勝ラウンドがすべてサウジアラビア開催という公平性にまったく考慮しない形式になってしまった。
すべてが、サウジアラビアの財力のせいである。
サウジアラビアやカタールという中東の資源大国は原油や天然ガス生産によって「無尽蔵」とも言うべき収入があり、巨額の資金をスポーツに投入。サッカーのアジアカップは、前回大会はカタールで開催され(中国の開催権返上という事情はあったが)、次の2027年大会はサウジアラビア開催。サウジアラビアでは2034年のワールドカップ開催も決まっている。
アジアのあらゆる大会が中東勢、とくにサウジアラビアとカタールのやりたい放題というわけである。
たとえば、決勝1試合だけというのなら、アウェーで勝利を収めることも十分に可能だろうが、準々決勝から3試合をアウェーで勝ち抜くというのは不可能に近い。











