■他の選手にもチャンスあり

 2025年の日本代表でセンターバックとしてはやや物足りなかったのは、関根大輝と長友佑都だろうか。関根は6月のオーストラリア戦と9月のアメリカ戦に3バックの右で出場したが、「本職」が右サイドバックであることからか、不安定さが目立った。長友は9月のアメリカ戦で3バックの左としてプレー。しかし彼としては最も得意とする左あるいは右のウイングバックで勝負したいところだろう。

 昨年の10試合でセンターバックとしてプレーした12人のうち、現在もJリーグに所属するのは荒木隼人ひとり。9月のアメリカ戦で荒木は3バックの中央でプレー、関根、長友という、ともにサイドバックタイプの選手とのセットだった。所属のサンフレッチェ広島では圧倒的な力を見せており、いざというときには頼りになる存在だ。

 安藤智哉は7月のE-1選手権で活躍し、9月以降継続して日本代表に選ばれた。しかし出場は11月のガーナ戦での交代出場(後半31分、南野拓実に代わって出場、鈴木淳之介が左ウイングバックに回る)だけ。圧倒的なフィジカルの持ち主だが、今年1月にアビスパ福岡から移籍したドイツのザンクトパウリでどこまで経験を積むことができるか。

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