■ブラジル相手に実力を証明

 4日前のパラグアイ戦は、渡辺を中央に置き、右に瀬古、左に鈴木のトリオで3バックを組んだ。だがパラグアイのカウンターで2失点を喫し、課題を残した。そしてブラジル戦、森保一監督は谷口を中央に置き、右に渡辺、左に鈴木を置く布陣に変更した。

 前半はチーム全体が消極的になったこともあり、あっさりと2失点を喫した。とくに2点目は、目の前を左から中央に動いたブラジルFWビニシオス・ジュニオールに目を奪われ、裏に走り込んだMFガブリエル・マルチネリをフリーにしてしまうという、あってはならない失点だった。

 しかし後半、チーム全体が積極的になると最終ラインのプレーも安定した。谷口は、長いブランクがあったとは思えない1対1の強さと成熟した読みを見せた。その左右に位置する渡辺と鈴木は、ブラジルの個人技を凌駕する対応を見せた。日本が3-2とリードしてからアディショナルタイムまで試合は25分間以上あり、当然のことながらブラジルは猛攻をかけたが、安定した日本の3バックは決定的な形はつくらせなかった。

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