■4試合を戦って「7得点6失点」で…
ワールドカップの組分け抽選会が終わった後、チュニジアについては「アフリカ予選で無失点」という情報が出回って警戒感も高まった。
だが、アフリカ選手権では4試合を戦って7得点、6失点。クリーンシートは1試合もなかった。
チュニジアのDFたちは高さもあり、個人的には能力が高そうだったが、たとえば3バックのときの両サイド、あるいは攻めに出た後や守備ラインを押し上げたときの背後などにスペースをつくってしまうので、チームとしての守備力はそれほど高くないように見えた。
いずれにしても、今回のアフリカ選手権での4試合は、絶好のスカウティング(相手チームの分析を行うこと)の対象となったはずだ。
試合によって、さまざまなシステムや並びを駆使して戦ってくれただけで、得られる情報量は多くなったに違いない。最終戦(マリ戦)で相手が1人少なくなってしまったのは残念だったが、それはそれで優位になって(ボールを保持して)戦う時間が長くなった分、個々の選手の能力や癖をつかむには良い機会となったはずだ。
日本はもちろん、同じくワールドカップで対戦するオランダにとっても、スカウンティングが進んだはずだ。プレーオフでのワールドカップ出場を目指しているポーランドやスウェーデンにとっては、チュニジアについてのスカウンティングどころではないかもしれないが、いずれ出場決定後に映像を通じて分析が行われるはずだ。
つづく














