■12歳の選手が見せた「衝撃プレー」
女子の決勝戦は、INAC神戸テゾーロ対三菱重工浦和レッズレディースジュニアユースという対戦だった。WEリーグの首位争いをしているクラブの下部組織同士の対戦ということもあって、かなり多くのサポーターが詰めかけていた(観客数は男子決勝の1196人に対して、女子決勝は841人)。
試合は、ほぼ互角ながら守備力の差があって、浦和がやや優勢に進めていたが、21分にスローインからのこぼれ球をI神戸の青木唯奈がミドルシュートで決めて神戸がリードして折り返した。
すると、浦和は後半開始から交代のカードを切ってきた。
左サイドバックとして登場したのは小林花音。メンバー表を見ると、2013年1月生まれの、なんと12歳の選手だった。
年齢を見てびっくりしていたが、攻撃力アップのために投入されたのがうなずけるように攻撃参加がうまい選手だった。
攻撃参加といっても無闇に上がっていくのではなく、タイミングの見極めが良いから非常にスムーズな動きで効果的な位置でパスを受けられるし、裏を取られることも少ない。いわゆるオーバーラップとアンダーラップ(インナーラップ)を使い分けて、うまいポジション取りができている。
Jリーグが開幕した頃、「サイドバックの攻撃参加」といったら、タッチライン沿いにドリブルで上がって行ってクロスを入れるだけだった。
















