ベルギー1部ゲンクに所属するサッカー日本代表MF伊東純也が、約2か月半ぶりに実戦復帰を果たすと、いきなり切れ味抜群の単独ドリブル突破で“イナズマ弾”を決めた。
現地12月26日に行われたベルギー・リーグ第20節のクラブ・ブルージュ戦だった。ゲンクでは10月5日以来のメンバー入りを果たした伊東は、2-3でビハインドの後半27分からピッチイン。日本代表として出場して2アシストをマークした、10月14日のブラジル代表戦以来の実戦出場を果たした。
そのわずか4分後だった。
後半32分、左サイドでボールを受けた伊東が巧みなボールタッチで中央へ持ち出し、プレスに来たファーストディフェンスをかわすと、そこから鋭角に縦突破。スピード豊かにボックス内のスペースに侵入すると、相手DFに体を寄せられながらもそのまま突き進み、最後は3人のDFに囲まれた状況からコンパクトに右足シュート。ニアサイドのわずかな隙間を通して、ゴールネットを揺らした。
伊東は9月28日のシントトロイデン戦以来となる今季リーグ3点目。ワールドクラスの単独突破のゴールに、背番号10は右手人差し指にキスをした後に、右手を振ってホームスタジアムのゴール裏ファンの声援に応えると、両手を広げて笑顔を見せて味方選手たちを自らの元へ呼び込んだ。











