■トップチームにもつながる問題点
だが、それでも一つのパターンの攻撃を繰り返していれば相手は対応ができるし、相手を分析してそのストロングポイントを消すのはJリーグというリーグの特徴でもある。2025年にJリーグのタイトルを奪還した鹿島だ。当然、次のシーズンには対戦相手は鹿島対策を講じてくる。
Jリーグの秋春制移行に伴って、2026年には「百年構想リーグ」という、昇降格に関わらないトーナメントが実施される。ここでは、次のシーズン(2026-27シーズン)に向けてのさまざまな準備やトライが行われることだろう(降格がないので、思い切ったテストができる)。
当然、各チームが鹿島対策を試みてくるだろう。
とすれば、鹿島がそういった対策を打ち破ってこれからも勝ち続けて「常勝軍団」の地位を取り戻すためには、戦い方のバリエーションを増やす必要がある。
それは、ユース年代で勝ち続けるためにも必要なことだろう。だからこそ、神戸とのファイナルで「2点目が取れなかったこと」をどう考えるかが重要になるのだ。









