■水戸・森監督は戦力を最大化した
控えメンバーを選ぶのも、簡単ではない。どのポジションにも、複数の候補者がいる。
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【GK】西川幸之介(水戸ホーリーホック)30試合出場、2699分
GKではホセ・スアレス(千葉)、笠原昂史(RB大宮)らも勝点につながるセーブを見せたが、優勝した水戸の西川を選出。シュートストップはもちろん、ビルドアップ能力の高さで、他のGKとの違いを鮮明に出した。
【CB】鈴木大輔(ジェフユナイテッド千葉)30試合出場、2518分
千葉の2CBは鈴木、鳥海晃司、河野貴志をメインに構成され、鳥海も30試合に出場している。リーグ最少2位タイの34失点を支えたが、30節から最終節まで9試合連続スタメンを記録し、プレーオフでもチームを牽引した鈴木を選出。35歳の経験者は、精神的支柱にもなっていた。
【CB】菅田真啓(ベガルタ仙台)36試合出場、3154分
チームは最終節の敗戦でJ1昇格プレーオフを逃したが、4バックのリーダーとして失点を1試合1点以下(36)にとどめた。長身を生かした空中戦は、自陣はもちろん敵陣でもチームの強みとなっている。
【右SB】高橋壱晟(ジェフユナイテッド千葉)37試合出場、3330分
不動の右SBとして、攻守に高いレベルを示した。ビルドアップに関わりながらクロスの担い手となり、フィニッシュにも顔を出す。右サイドはエウシーニョ(徳島ヴォルティス)や真瀬拓海(ベガルタ仙台)らもいるが、プレーオフ決勝で勝利につながるアシストを決めた高橋を選出。
【ボランチ】大崎航詩(水戸ホーリーホック)31試合出場、2718分
大森渚生の加入で左SBからボランチへコンバートされると、持ち前の運動能力を生かして中盤の大黒柱に。ケガ明けの9節から38節まで30試合連続でスタメン出場し、レンジの広いシュート力やロングスローでもチームに貢献していった。
【MF】カプリーニ(RB大宮アルディージャ)35試合出場、1864分
2列目では椿直起、リーグ最多タイのアシストを記録した山下優人(いわきFC)、近藤友喜(北海道コンサドーレ札幌)、2シャドーの一角を担った浅倉廉(藤枝MYFC)らも候補にあがってくるが、RB大宮でいずれもチームトップの11得点8アシストを記録したカプリーニを選出。シーズン序盤は途中出場が多かったものの、終盤にかけて貴重なゴールでプレーオフ進出を後押しした。
【FW】ルーカス・バルセロス(徳島ヴォルティス)32試合出場、2033分
馬力のある突破で単独でも局面を打開しつつ、ゴール前で決定力を発揮する。自らに相手の警戒が集まると、効果的に味方選手を使うこともできる。シーズン終盤にかけて成熟度を増したトニー・アンデルソンとのブラジル人コンビは、対戦相手の守備陣を大いに苦しめた。
【FW】マルクス・ヴィニシウス(FC今治)
昨シーズンのJ3得点王は、J2初年度のチームでもマテウス・ジェズス(長崎)に次ぐ17ゴールをマーク。シーズン終盤までJ1昇格プレーオフ出場を争う原動力となった。ゴール前での決定力は際立っており、176センチのサイズながら空中戦にも強い。
【監督】森直樹(水戸ホーリーホック)
左SBの大崎のボランチへのコンバートが代表するように、保有戦力の最大化でJ1昇格を実現。6月にMF津久井匠海を引き抜かれても、MF齋藤俊輔のプレータイムを増やすことで攻撃をさらに充実させた。夏に獲得したMF加藤千尋の潜在能力も引き出し、戦力を高いレベルで維持した。









