■後半43分のビッグチャンスは…
1−0のまま試合は進み、一進一退の攻防が続いた。とりわけ、最終ラインに板倉が入ったアヤックス守備陣は集中力を途切れさすことなく、上田擁するフェイエノールトの攻撃に対応した。
フェイエノールトも負けていない。後半43分、コーナーキックの流れからファーサイドに送り込まれたクロスに渡辺が相手DFとの競り合いを制するもゴールを狙えず。中央へ折り返す形となったボールに上田が反応し、難しい態勢から強引に右足ボレーでゴールを狙ったが、シュートは枠外へと飛んだ。
アヤックスのダメ押し点が生まれたのは後半アディショナルタイム。途中出場のジョルシー・モキオが左足でビューティフルゴールを決めた。アヤックスはリーグ戦3連勝で、NECナイメヘンに変わって3位に浮上。2位フェイエノールトとの勝点差を5とした。
オランダの伝統の一戦「デ・クラシケル」で日本人選手が鎬を削り、大きな存在感を見せていたことを誇りに思った方も多いだろう。オランダ、そしてヨーロッパで日本人対決が盛り上がれば盛り上がるほど、森保ジャパンの価値と戦力も上がっていくことになる。








