12月14日、J3・JFL入れ替え戦の第2戦が行われた。1-1と引き分けたレイラック滋賀FCが2戦合計4-3でアスルクラロ沼津を退け、クラブ初&滋賀県初となるJ3昇格を決めた。
廃部となった佐川急便京都を譲り受ける形で2006年に「MIOびわこ滋賀」としてチームが発足した後、2008年にJFL入会を果たしたが、資金面やスタジアム問題などもあってJFL生活が続いた。その間、JFL同期入会のファジアーノ岡山やギラヴァンツ北九州だけでなく、FC町田ゼルビアやV・ファーレン長崎、そしてFC大阪や奈良クラブと同じ関西のクラブが次々とJ参入を果たしていった。
“流れ”が変わったのが、2023年。経営体制を刷新してクラブ名も改称して再スタートを切った。そして3位、4位と上位の力を付けて迎えた今季、角田誠監督の下でさらにチームの一体感を高めて過去最高となる2位で終えた。
そして12月7日にホームで行われた入れ替え戦の第1戦を3-2と勝利すると、アウェイに乗り込んだ2戦目は前半22分にMF秋山駿がヘディング弾を決めて先制。2分後には同点に追い付かれるも、第1戦のアドバンテージと相手の退場劇に助けられながら、落ち着いて試合を進めて歓喜のホイッスルを迎えた。
主審の笛が鳴った瞬間、ピッチ上の選手たち、ベンチの選手たち、監督、スタッフ、チーム全員が喜びを爆発させて抱き合った。そしてゴール裏サポーターへのあいさつ。感謝の言葉を送り、共に喜び、胴上げをした後にサポーターをバックに記念撮影。「ついにつかんだぞ!Jリーグ!」と大声を張り上げた。














