「オリジナル10」の一員、ジェフユナイテッド千葉がついにJ1の舞台に戻ってくる。
12月13日、J1昇格プレーオフ決勝がフクダ電子アリーナで行われ、千葉が1-0で徳島ヴォルティスに勝利し、17年ぶりのJ1昇格を決めた。
今季のJ2リーグ戦で3位だった千葉は、J1昇格プレオーオフ準決勝でRB大宮アルディージャに0-3から4-3という劇的な逆転勝利を収めて勝ち上がった。相手は今季4位の徳島。1万7634人のファンが駆けつけた本拠地スタジアムでキックオフを迎えた。
前半戦は一進一退の攻防で0-0。迎えた後半戦は、レギュレーション上「勝利が必要」な徳島がルーカス・バルセロス、トニー・アンデルソンの強力助っ人を軸にチャンスを作り、時間の経過とともに「引き分けOK」の千葉は自陣で守備を固める展開となった。
しかし、千葉は準決勝の殊勲者である17歳のMF姫野誠がピッチに立った後の後半24分、FW石川大地のサイドチェンジから攻撃のスイッチを入れると、右サイドバックの高橋壱晟がドリブルで持ち上がり、右足アーリークロス。このボールにFWカルリーニョス・ジュニオが走り込みながら頭で合わせてゴール右隅へ、価値ある先制ゴールを叩き込んだ。
その後のピンチを辛うじて逃れた千葉。迎えた96分17秒、主審のホイッスルが鳴る。スタジアムは大歓声に包まれ、選手たちはピッチ上で喜びを爆発させる。スタンドのサポーターたちも涙ながらにガッツポーズを繰り出し、抱き合った。













