■知らぬ間に払っていた「出国税」

 といっても、これまでも1000円の「出国税」を取られていたのですが、ほとんどの人には自覚がないことでしょう。ですから、3000円になっても気が付かない人のほうが多いかもしれません。

 なにしろ、「出国税」は航空会社が航空運賃と一緒に徴収しているからです。

 われわれが「飛行機代」として支払っている金額のうち、かなりの部分は税金なのです。

 海外の格安航空会社(LCC)のサイトなど見ていると、超格安の料金(時には0円とか!)が書いてあるのを見かけます。で、いざ予約しようと思って入力を進めていくと、座席指定料金とか手荷物料金などが上乗せされて支払額はどんどん増えていきます。

 そして、そこに税金が乗っかって、さらに支払い金額は大きくなっていくのです。その中に、日本の「出国税」や訪問先の国の税金も含まれているというわけです。

つづく

(2)へ続く
  1. 1
  2. 2
  3. 3