■思い出した「21年前」の中国アジア杯
そして、長崎が坂の多い街であるの対して、隣の佐賀県の県庁所在地が日本でも最も平坦な街であることが面白く思えました。長崎と佐賀は、いわゆる「令制国(りょうせいこく=奈良、平安時代の律令に定められた地方行政単位)」としては長崎も佐賀もおなじ肥前国(ひぜんのくに)です。
2004年のアジアカップ中国大会で、ジーコ監督の日本代表はグループリーグを重慶市で戦い、半日ブーイングに包まれました。僕も重慶に滞在していましたが、サウジアラビアやウズベキスタン、イラクの試合を見に、バスで成都まで行ったことがあります(重慶市は今は独立した直轄市ですが、昔は四川省の一部でその省都が成都でした)。
その、同じ四川にある重慶は長江と嘉陵江という2つの大河が合流する地点にあり、坂道だらけの街だったのに対し、成都は四川盆地の中央の非常に平坦な街でした(平らな成都には大量の自転車が走っていましたが、坂道だらけの重慶では自転車は見かけませんでした)。
そのとき「同じ四川というのに、なんという違いだろう」と感心したのですが、今回、佐賀市と長崎市を訪れて、ふと21年前の中国旅行のことを思い出しました。











