現地12月3日、プレミアリーグの第14節が行われ、リーズ・ユナイテッドに所属するサッカー日本代表MF田中碧が強烈なゴラッソ弾を決めて自身プレミア初ゴールを記録。強豪チェルシーを3-1で撃破した。
リーズの本拠地エランド・ロードでの一戦。4連敗中で降格圏の18位に沈み、ダニエル・ファルケ監督の去就も取り沙汰されている中、田中は2-3の激戦を演じた前節のマンチェスター・シティ戦に続いて、インサイドハーフとして2試合連続のスタメン出場を果たした。
開始早々の前半6分にスコアは動いた。コーナーキックからDFジャカ・ビヨルが合わせてリーズが先制点を奪う。そして、1−0で迎えた前半43分、田中のゴールでスタジアムは大歓声に包まれた。
相手陣内左サイドの高い位置で複数人でのハイプレス。こぼれ球に右ウイングバックのジェイデン・ボーグルが素早く反応し、ゴール中央のライン間に入り込んだ田中へダイレクトパスを送る。半身の体勢でボールを受けた田中は、ワンタッチで振り向くと、そのまま迷うことなく、ダイナミックに右足を強振。ペナルティアーク手前から矢のような弾丸ミドルをゴール右隅に突き刺した。
昨季チャンピオンシップ(イングランド2部)で5得点をマークしてプレミア復帰に貢献した田中ににとって、この得点は今季プレミアリーグ出場11試合目での初ゴール。本拠地サポーターが大興奮で絶叫する中、田中は右コーナーフラッグ付近まで走っての完璧な“膝スラ”を決めると、お馴染みのベリンガムそっくりの“ワオンガムポーズ”も堂々と披露した。








