■ゲームキャプテン「ボランチ転向」の理由を直撃
１１月２９日の第３８節の大分トリニータ戦を２－０で勝利して、水戸ホーリーホックがＪ２リーグ優勝とＪ１昇格を成し遂げた。
水戸の今シーズンの躍進には、いくつかの理由を上げることができるが、筆者が重要なポイントと考えているのは、ゲームキャプテン大崎航詩（２７）のボランチ転向によって、チームの中盤が安定したことである。
大崎のポジションはもともと３バックの左のストッパーや４バックの左サイドバックだった。
対人に強いフィジカルと無尽蔵のスタミナを持ったディフェンダーだった大崎。そんな彼がどのような経緯でボランチを務めることになったのだろうか。
大分戦の後の監督会見の中で、筆者が森直樹監督に質問をすると、次のような答えが返ってきた。
――大崎をストッパーやサイドバックからボランチにコンバートしたのは、どういった意図があったのでしょうか？
