現地11月26日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節が行われ、コペンハーゲン(デンマーク)がカイラト・アルマティ(カザフスタン)に3−2と勝利した。攻守に渡って躍動したのが、サッカー日本代表DF鈴木淳之介だった。
右サイドバックとしてスタメン出場した鈴木。前半19分のクロスは相手DFにクリアされたが、同26分には自陣右サイドから中央へボールを運びながら状況を確認し、左足での正確なサイドチェンジでパスで攻撃のスイッチを入れる。先制点の起点となった。
最大の見せ場は後半8分だった。敵陣の右サイドでサイドチェンジのボールを受けた鈴木は巧みなボールタッチで寄せて来た相手をかわしてドリブル開始。推進力のあるドライブで20mほど前進してボックス内に進入し、強烈な右足シュートを放った。惜しくも相手GKの好セーブによってノーゴールとなったが、本拠地パルケン・スタジアムを大いに沸かした。
その後も鈴木は、22歳、しかも海外挑戦初年度とは思えないほど落ち着いたプレーを披露し、正確なキックで次々とチャンスを作り出した。守っても盤石。後半の28分にリードを3点に広げると、後半34分に“お役御免”でベンチへ。その後、チームが2点を失ったことからも、鈴木がチーム全体に与える影響の大きさを感じさせた。








