■先発に入ったベルギー人は「2人」
初めての「7人そろい踏み」は8月17日、リーグ第4節のラルヴィエール戦。GK小久保、DF畑、MF山本、伊藤の4人が先発フル出場し、後半12分に後藤、同27分に谷口、そして同42分に松澤が投入された。そして終盤、1-1の状況から「昇格組」アルヴィエールのゴールを猛攻、アディショナルタイムの2分に右に回り込んだ山本のクロスを後藤がボレーで決め、2-1の勝利に導いた。後藤の初得点だった。
4-2-3-1システムのシントトロイデン。日本人以外の先発選手は、センターバックのレイン・ヴァンヘルデン(ベルギー)、左サイドバックのシメン・ユクレラー(ノルウェー)、ボランチのアブドゥライ・シサコ(フランス)、右ウイングのアブノール・ムジャ(アルバニア)、そして左ウイングのイリアス・セバウィ(ベルギーとモロッコの二重国籍)の5人。
監督はベルギー人のワウター・ヴランケンだが、先発に入ったベルギー人はわずか2人。後半31分にセバウィに代わって松澤が入ると、ベルギー人はセンターバックのヴァンヘルデンだけになってしまった。日本人選手の活躍は素直に喜びたいが、ベルギーのクラブとして、また、ベルギー北東部の歴史ある町として、地元のクラブで戦っているのが日本人ばかりというのはどうなのだろう。








