■飛躍が期待される「2人」の選手
松澤は静岡県富士市出身。富士市立高校から名古屋経済大学を経て2023年にJ2のV・ファーレン長崎でプロとなり、2年目から交代選手としてコンスタントに起用されるようになった。そして3年目の今年7月、シントトロイデンに完全移籍した。年代別代表に選出されたこともなく、高校、大学と無名校だった松澤。スピードドリブルが武器だが、シントトロイデンでどう「化ける」か、注目が集まっている。
今夏ベルギーきっての強豪アンデルレヒトからシントトロイデンにレンタル移籍した後藤は、完全にレギュラーに定着して今季4点目。この試合の決勝点は、FWアルブノール・ムジャ(アルバニア代表)のシュートが相手DFに当たり、後藤の目の前にこぼれてきたのを決めたもの。目の前に来たチャンスを冷静に決めた。
ただ、「シントトロイデンのピッチに日本人が7人」という状況は、初めてのことではない。というより、今季はクラブでは「常態化」していると言ってよい。この前週のロイヤル・アントワープ戦も、6人が先発し、後半なかばに松澤が投入され、終盤に後藤と伊藤が退出するという形だった。この試合も、開始早々の伊藤のゴールで1-0の勝利だった。
その前のユニオン・サンジロワーズ戦は、伊藤がベンチからスタートし、5人が先発。5人ともフル出場し、後半20分に伊藤と松澤が投入されるという形だった。試合は残念ながら0-2の敗戦だった。







