■得意の形は「ロングカウンター」

 今大会の日本代表は、カウンターに特化したチームのようだ。

 モロッコ戦の1点目は瀬口のシュート技術が際立ったが、攻撃は平島が前方のスペースに出したボールを浅田が受けてドリブルで一気に持ち上がって、右を走る吉田湊海やフォローしてきた平島に相手DFが引き付けられた裏を取って、左サイドでフリーになっていた瀬口にパスを通した得点だった。

 そして、追加点は吉田が出したロングボールをサイズとスピードのあるマギーが追ったことによって相手のミスを誘ったもの。2ゴールともにロングカウンターである。

 ポルトガル戦も同じ。

 先制ゴールは、浅田がポルトガルのGKロマリオ・クーニャにプレスをかけたためGKのキックが長南にわたり、そこから和田、浅田、和田とパスがつながった。そして、2点目も浅田のプレスによって相手ボールがメンディーサイモン友に入ったところからの攻撃だった。

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