■浦和美園駅から「埼玉スタジアム」ほどの距離
地下鉄1号線と交差して東西に延びる3号線は、その両端にサッカークラブ名の駅がある。東端にある「コリンチャンス・イタケラ駅」には、超人気クラブ、コリンチャンスのアレーナ・コリンチャンスがあり、2014年ワールドカップの主要会場のひとつにもなった。3号戦の東端の駅「パルメイラス・バラフンダ」は、これも人気クラブ、パルメイラスが所有するアリアンツ・アレーナの最寄り駅である。この2クラブの「ダービー」時には、3号線は忙しいことになる。
サンパウロ市の富裕層に人気があるサンパウロFCのモルンビ・スタジアムは長く地下鉄網から取り残されていたが、2018年に4号線が延長され、「サンパウロ・モルンビ駅」が誕生。徒歩20分は、浦和美園駅から埼玉スタジアムほどの距離である。駅名はもちろん、サンパウロFCからつけられた。名門クラブとしては、コリンチャンスやパルメイラスに負けていられないというところだっただろうか。
サンパウロ都市交通10号線の「モオカ駅」は、2015年に住民の強い要望で「ジュベントス・モオカ駅」と改称された。上記4クラブほど派手な存在ではないが、1世紀の歴史を持つCAジュベントスのホームスタジアム、ルアジャバリの最寄り駅であるからだ。
「さすがサッカー大国」と言いたいところだが、どうもサンパウロ市に限ったことらしい。同じブラジルのリオデジャネイロの地下鉄には「フラメンゴ駅」「ボタフォゴ駅」があるが、これは同名の人気サッカークラブにちなむものではなく、最寄りの海岸名である。








