■東アジア「共通文字」をつくろう!
これは当たり前のことです。
東アジア各国はかつて圧倒的な文明を誇っていた中国の漢字を借りて自国語を表記するようになりました。そして、「音読み」というのは当時の中国の発音を真似したものです。ただし、各国の人たちに発音しやすいように変化していきました。同じ「三」という漢字を「さん」とか「サム」と発音するのは当然。「十」も「シプ」という発音だったのでしょう。「プ」は母音を付けない「p」で、タイ人や韓国人(当時の国名で言えば「百済人」や「新羅人」)は「シプ」と発音するようにしました。ところが、日本人は最後の母音のない子音が苦手だったので(英語の「Strike」の「k」をそのまま発音できず、「ストライキ」または「ストライク」と読むのと同じで)「じゅう」と読むようなったわけです。
もしも、日本語、韓国語、タイ語に共通文字があったとすれば、互いの言葉をもう少し簡単に覚えられるのではないでしょうか。日本語と韓国語の漢字語の中には共通語がたくさんあります。地面の下を走る電車は日本語でも韓国語でも、発音は「ちかてつ」、「チハチョル」とちょっと違いますが「地下鉄」です。ベトナム語の「ありがとう」は「カムオン」ですが、漢字なら「感恩」です。
やっぱり、ぜひとも東アジア共通文字をつくるべきだと思います。どこの国でも反対論が噴出するでしょうが、ね。










