■あれっ、「タイ語」が聞き取れる!

 ところが、あるとき気がついたのです。

「あれっ、数字はなんとなく聞き取れるぞ」、と。

 調べてみるとタイ語では1から10はこうなります。ヌーン(1)、ソン(2)、サーム(3)、シー(4)、ハー(5)、ホック(6)、ジェット(7)、ペート(8)、ガオ(9)、シップ(10)……

 お判りでしょう? 3(日本語では「さん」)が「サーム」、4(「し」)が「シー」。そのままではないですか? 「R」が「ハ行」音になることは、サッカーファンなら誰でも知っていますよね。ロマーリオ、ロナルドはブラジルでは「ホマーリオ」、「ホナウド」なのですから。だから、6(日本語では「ろく」)が「ホック」になっても不思議ではありません。

 韓国語も似ています。1から10まで、イル、イ、サム、サ、オー、ユク、チル、パル、ク、シプです。

 あれ、「10」は韓国語でシプ、タイ語では「シップ」。「33」は「サムシプサム」と言えば、タイでも韓国でも通じます。

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