■GK山下杏也加の「好セーブ」に救われた!
前半にも、決定的な場面でGKの山下杏也加の好セーブに救われた場面があった。
右から前線のジレッリに対するアーリークロスに対して、マークについていた古賀塔子が湿ったピッチに足を取られてバランスを崩し、ジレッリにフリーでシュートを打たれた場面だ。
古賀がバランスを崩したのは不運ではあったが、同じような場面は何度か見られた。
つまり、ボールを奪われて早いタイミングで前線にボールが送られたところで、相手FWと日本のCB(イタリア戦では熊谷紗希と古賀)が1対1あるいは2対2で個人対個人の勝負に持ち込まれる場面だ。
ノルウェー戦の失点は、2点とも縦への長いスルーパス一発で抜け出されたもの。27分には左サイドのジーグネ・ガウプセットに抜け出され、そのままドリブルシュートを決められ、51分には同じガウプセットにパスが入り、対応した浜野がかわされ、見事なコントロール・ショットを決められてしまった。
イタリア戦とはピンチの形は違ったが、簡単にゴール前にボールを送り込まれ、そして、日本のDFが相手アタッカーと1対1の勝負に持ち込まれてしまったのだ。
なんとも、厚みのない守備だ。








