
10月10日、サッカー日本代表が国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、2−2の引き分け。FW上田綺世が終了間際に豪快ダイビングヘッド弾を決めて、敗戦寸前の日本を救った。
9月のアメリカ遠征を1分け1敗で終え、日本国内での試合では負けられない森保ジャパン。南米予選6位でワールドカップ本大会出場を決めたパラグアイを相手に、前半21分にDFラインの背後に走り込まれたアルミロンに技ありゴールを奪われると、同26分に小川航基の強烈ミドル弾で同点に追いついたが、後半19分にディエゴ・ゴメスにヘディングシュートを決められて、またも勝ち越しを許した。
その後、交代カードを切るも、なかなかチャンスを作れなかった日本だったが、最後の最後、背番号18を背負って後半44分にピッチに登場した上田が、エースストライカーの証を見せつける。
アディショナルタイム4分だった。フリーキックからのパワープレーを仕掛けた流れから、右サイドでこぼれ球を拾った伊東純也が、右足での鋭いクロスボールをゴール前に送る。ニアサイドに飛び込んだ瀬古歩夢の頭には合わなかったが、そのボールがワンバウンドしてファーサイドに流れると、相手DFの死角に入ってうまく“消えて”いた上田が、ダイナミックなダイビングヘッドで合わせ、豪快にゴールネットに叩き込んだ。