■2月との違いは「前を向いての積極性」
とくに、2月との違いは、攻守ともに前を向いて仕掛ける積極性だ。
初戦のエジプト戦でも、2戦目のチリ戦でも、日本は市川吏音のPKで先制して優位に立って戦えた。
早めに相手ペナルティーエリア内にボールを入れ、積極的にドリブルで仕掛ける彼らの姿勢があったからこそ、相手のファウルを誘ってPKを獲得できたのだ。
チリ戦では前半にもう1本のPKがあったのだが、これは高岡伶颯が蹴ってチリのGKセバスティアン・メッラに止められた。
高岡はPKのときに、いったん動きを止めてGKの動きを誘おうとしたが、メッラはそこでまったく動かず高岡のキックを見てから動いた。そういうスタイルのGKに対しては、高岡のようなフェイントは通用しない。高岡のようなキッカーは、ヤマを張って飛ぶタイプのGKに対して起用すべきだろう。








