
イングランドのリバプールFCウィメンに所属するなでしこジャパンDF清水梨紗が、見事なループシュートで移籍後初ゴールを決めた。
現地9月24日に行われた女子リーグカップ初戦のサンダーランド戦、2024年パリ五輪で負った右膝前十字靱帯断裂の大ケガからの完全復活を目指す清水が、右サイドバックとして移籍後初スタメンを飾る。そして2−0で迎えた前半41分だった。
相手陣内右サイドからのマイナス気味のクロスボールをボックス内で長野風花が右足ボレーシュートを狙うも、難しい態勢だったこともあって足にヒットせず。スピンがかかったボールがフワリと浮き上がる。そこに後方からタイミングよくボックス内に侵入した清水が反応し、右足インサイドでのダイレクトボレー。相手GKの頭上を越して逆サイドネットに吸い込まれる絶妙なループシュートでゴールをマークした。
現在29歳の清水は、2022年夏に渡英し、ウェストハム・ユナイテッド・ウィメンから2024年7月にマンチェスター・シティWFCに移籍したが、シーズン前の大ケガで1年間をリハビリに費やした。迎えた今季開幕前に出番を求めて、リバプールへレンタル移籍。9月7日のリーグ開幕戦で後半43分からの出場で自身409日ぶりとなる公式戦ピッチに立つと、同14日の第2節・レスター戦では、後半30分から出場してプレータイムを伸ばした。そして、この日の移籍後初スタメンで初ゴールを挙げ、チームメイトに囲まれた中で笑顔を弾かせた。