
J2愛媛FCが、9月のホームゲームでの来場者プレゼントを発表した。Jリーグ加入20年を記念した限定ユニフォームがプレゼントされることになり、目にしたファンが驚きの声を上げた。
愛媛は現在、苦しい状況にある。昨季は3年ぶりにJ2へと復帰し、17位で残留に成功。だが今シーズンは終盤戦に入っていこうという現時点で最下位に沈んでいるのだ。
他にも芳しくない数字が残っている。第26節まで終えた時点で、ホームゲームの1試合あたりの平均入場者数が下から数えて2番目となってしまっているのだ。
この2つの苦境は、密接につながっている。勝てないために観客数が減り、ファンの後押しが減ることで勝ちも遠のいていく。その負のスパイラルを好循環に変えようと、クラブは奮発した。9月20日の第30節ジェフユナイテッド千葉戦を「橙の祭典」と称して、多くのファンでスタンドを埋めようと、豪華な来場者プレゼントを発表したのだ。
プレゼントされるのは、貴重な「限定ユニフォーム」だ。クラブ自ら「高品質」と自賛している。
このユニフォームは、クラブがJリーグを戦うようになってから20年目であることを記念したものでもあり、クラブも力が入っているようだ。クラブカラーであるオレンジを20色も用意し、それらがユニフォームとつながりを紡ぎ出すデザインとなっている。多くの協賛企業の支援により実現した「愛媛FC史上最大級のスペシャルプレゼント」であるといい、スポンサーやファンなど多くの人が一体となることが期待されている。