■サッカー殿堂「レリーフ」よりも
ちょっと小高いところから見下ろすような形で鉢ケ岡中学校の全景が目に入ってきました。校舎があって、その向こうに土のグラウンドが広がっています。「ああ、あの釜本さんは、あそこでボールを蹴っていたんだ」と思うと、感慨もひとしおです。
正門の方に回ってみました。門柱にたしかに「京都市立鉢ケ岡中学校」とありましたが、もちろん(?)釜本さんの銅像が立っていたりはしませんし、標識のようなものが飾ってあることもありませんでした。
日本サッカー協会は、「サッカー殿堂」というものを設けて功労者のレリーフを掲額していますが、僕は「それよりも全国のサッカーに縁のある場所に碑のようなものを立てたほうがいいのではないか」と昔から思っています。
ヨーロッパの街を歩いていると、有名人が生まれたとか住んでいたという建物にそのことを記した金属製のプレートが設置されているのを見かけます。そんなようなものがあれば、と思います。
たとえば、ダグラス中佐の英国海軍顧問団が日本人学生たちにフットボールをさせた海軍兵学寮の跡とか、東京高等師範学校の校庭跡といった場所に碑を立てていくのです。
それが実現したとしたら、鉢ケ岡中学校の校庭にも、当然、なんらかの碑が設置されるべきでしょう。








