■「名前はいい」ベルギー1部の長身FW
――今後の活動は親善試合などですが、本大会から逆算して、どういう使い方をすべきでしょうか。
後藤「本番まで年内に6試合やって、あとは来年3月の試合だけかな」
大住「本大会直前の6月にも、2試合くらいやるんじゃないの」
後藤「その試合は、ワールドカップ・メンバーが決まった後の本番への準備だね。それまでは、対戦相手にテーマを設定して、1つずつテストをしていくしかない」
大住「僕が期待したいのは、急激に伸びる選手をうまくつかんでくれることだね。この1年間で急激に伸びてバンバン点を取れるようになったとか、中盤の王様になったとか、そういう選手が1人でも2人でもいないと。チームにとって、停滞とは後退を意味するからね」
後藤「特にFWだね。守備陣には組織としての力も重要だけど、前線の選手はそのときに乗っている選手が必要。ケチャップがドバドバ出てくる、今回のジャーメイン良みたいな選手がね」
大住「プレシーズンマッチでオランダ2部ドルトレヒト相手にハットトリックを決めた、ベルギー1部アンデルレヒトの長身FW後藤啓介(20)なんて、どうなの」
後藤「名前はいいね(笑)」
大住「秋の6試合でそういう選手が出てきて、3月の試合でこいつは本物だよ、という流れになったらいいのにね」