■うまくいった｢マネジメント｣
大住「試合ごとに選手を大きく入れ替えて、最終戦の韓国戦では、初戦の香港戦からフィールドプレーヤーを１人代えただけの、ほぼ同じメンバーが出ていた。後半に少し緩んだというか、消極的になって相手の攻めを呼び込んでしまった感じがあったけど、韓国戦の前半を見ていたら、顔ぶれはほぼ一緒でも、香港戦とは全然プレーの質が違っていたよね。１週間で、これほどまでにチームとして仕上げてしまうのかと、驚いたね。中国戦に出た選手たちも、同じメンバーで次の試合をしたら、前回とは全然違うチームに成長しているんじゃないかな。とにかく、驚いた」
後藤「香港戦と韓国戦とでは、全然、状況が違ったんだよね。土曜日にＪリーグの試合をして、移動を経て１回しかトレーニングできず、中２日の火曜日に香港戦を迎えた。しかも、あの日の暑さといったら、本当に地獄のようだったよ。７日たつと、こんなに涼しくなることにも驚いた（笑）。それに、代表チームが１週間も一緒に練習するなんて、ふだんならありえないことをやっていたわけだから、そりゃあ、進化しますよね」
大住「そういう面では、チームのマネジメントが本当にうまくいっているなという感じがするよね」
