
Jリーガーが代表メンバーの「E-1選手権」は、日本の優勝で幕を閉じた。そして、その活躍はJリーグへと興味を移行させる。例年以上の大混戦となっているJリーグの「これまで」と「今後」について、ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が激論を交わす!
■ジャーメイン覚醒で「優勝候補」!
――再開となるJ1第24節の取材予定は、すでに決まっているのですか。
後藤「その時期、僕はまだ韓国にいて、Kリーグの試合を見ていますよ」
大住「僕はFC東京と浦和レッズの試合に行くよ(3-2でFC東京の勝利)。クラブ・ワールドカップで世界レベルとの戦いを経験して、浦和が変わったのか変わらないのか、見たいから」
後藤「僕は浦項スティーラーズと全北現代モータースの対戦を見にいくよ。Kリーグは全然、観客が入っていないけど、どうなっているんだろうね」
――シーズン残り試合が少なくなっていきますが、どのチームに注目していきますか。
大住「柏レイソルの試合に、もうちょっと行かないといけないかなと思っているよ」
後藤「都心からやや遠いから足が遠のきがちだけどね。柏と、川崎フロンターレかな。鹿島アントラーズの試合にも、何回か通おうと思っている。サンフレッチェ広島とヴィッセル神戸のホームは、関東からは遠いからなあ。でも、E-1選手権で活躍したジャーメイン良がJリーグでも得点能力を発揮したら、広島は優勝候補になるよ」
大住「そうなってほしいよね。これからの試合でジャーメインが20点くらい決めて得点王になってさあ」
後藤「広島は安定した試合をしているから、残り15試合で10点取ってくれれば十分じゃない。E-1選手権での得点力をJ1でも発揮したら、広島は本当に強いよ」