優勝の行方はE-1選手権MVPの「10ゴール」、宮代大聖&佐々木大樹の「両エース超え」、鬼木監督の「えげつなさ」で決まる!【優勝&降格は?Jリーグ後半戦「こうなる!」大激論】(8)の画像
優勝の行方は、ジャーメイン良の「得点能力」の覚醒次第か。 撮影/中地拓也

 Jリーガーが代表メンバーの「E-1選手権」は、日本の優勝で幕を閉じた。そして、その活躍はJリーグへと興味を移行させる。例年以上の大混戦となっているJリーグの「これまで」と「今後」について、ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が激論を交わす!

■ジャーメイン覚醒で「優勝候補」!

――再開となるJ1第24節の取材予定は、すでに決まっているのですか。

後藤「その時期、僕はまだ韓国にいて、Kリーグの試合を見ていますよ」

大住「僕はFC東京浦和レッズの試合に行くよ(3-2でFC東京の勝利)。クラブ・ワールドカップで世界レベルとの戦いを経験して、浦和が変わったのか変わらないのか、見たいから」

後藤「僕は浦項スティーラーズと全北現代モータースの対戦を見にいくよ。Kリーグは全然、観客が入っていないけど、どうなっているんだろうね」

――シーズン残り試合が少なくなっていきますが、どのチームに注目していきますか。

大住「柏レイソルの試合に、もうちょっと行かないといけないかなと思っているよ」

後藤「都心からやや遠いから足が遠のきがちだけどね。柏と、川崎フロンターレかな。鹿島アントラーズの試合にも、何回か通おうと思っている。サンフレッチェ広島とヴィッセル神戸のホームは、関東からは遠いからなあ。でも、E-1選手権で活躍したジャーメイン良がJリーグでも得点能力を発揮したら、広島は優勝候補になるよ」

大住「そうなってほしいよね。これからの試合でジャーメインが20点くらい決めて得点王になってさあ」

後藤「広島は安定した試合をしているから、残り15試合で10点取ってくれれば十分じゃない。E-1選手権での得点力をJ1でも発揮したら、広島は本当に強いよ」

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