■日本代表の「中心」になれる才能

――チーム単位ではなく、今後面白そうな選手はいますか。

大住「湘南ベルマーレの鈴木淳之介をもっと見たかったけど、デンマークに移籍しちゃったね」

後藤「今月に入って16歳でプロ契約したFC東京の北原槙がいるよ。天皇杯2回戦のツエーゲン金沢戦で、先発したから長い時間見られたんだけど、相手がJ3だからか、けっこう余裕を持ってプレーできていた。非常に丁寧にプレーする意識が強い印象だね。本当に一つひとつのパスを、どう味方につけようかと考えながらプレーしていた。丁寧過ぎるかもしれないけど、確かにあの年齢でトップチームに出てくるだけの能力はあると思った。」

大住「日本代表の中心になれるくらいの才能はありそうかな」

後藤「それはまだ分からない。丁寧なだけじゃダメでしょ。丁寧につなぐだけじゃなく、ここが勝負だという感覚を覚えないといけない」

大住「僕が見たときには、かなり完成されているなという感じがしたんだけど。あの年齢にしてはそつなく全部こなせるし、穴がない。時々ハッとするようなプレーをするけど…」

後藤「このまま丁寧なだけの選手になるのか、ブレイクスルーがあって、もっとすごいパスをバンバン出せる選手になれるかはこれから次第だろうけど、可能性はあるとは思う。若手では、中島洋太朗がようやくケガが明けて戻ってきたね」

大住「でも、あまり調子が良くないんじゃない?」

後藤「復帰初戦の横浜FC戦を現地で見たんだけど、出てきてすぐに、おっ、というスルーパスで、得点につながるプレーを演出していたよ。やはり、さすがだなと思った」

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