前半戦で驚かされたチームと若手!日本代表に選ばれた岡山18歳、最年少プロ契約のFC東京16歳、鹿島の小笠原ジュニアと強力FW2人【優勝&降格は?Jリーグ後半戦「こうなる!」大激論】(5)の画像
E-1選手権で活躍したファジアーノ岡山の佐藤龍之介。岡山から初めて日本代表に選ばれた。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 Jリーガーが代表メンバーの「E-1選手権」は、日本の優勝で幕を閉じた。そして、その活躍はJリーグへと興味を移行させる。例年以上の大混戦となっているJリーグの「これまで」と「今後」について、ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が激論を交わす!

■岡山の「勝点獲得」の原動力は…

――これまでいくつか名前が上がりましたが、その他に今後の2025シーズンで面白そうなチームはどこですか。

後藤「ファジアーノ岡山を話題にしないわけにはいかないでしょう」

大住「僕も同じことを言おうとしていたよ。シーズン前半で一番驚かされたチームだからね」

後藤「僕なんて、シーズン前の順位予想で、降格候補に入れちゃったもん」

大住「このメンバーじゃ厳しいなあとは思ったよね。それなのに、すごくよく戦っているのは、木山隆之監督の手腕の影響が大きいんだろうと思うね」

後藤「現状で全国的に名が知られている選手は、E-1選手権で日本代表に選ばれた18歳の佐藤龍之介くらいでしょ? 木山監督はJ2でも実績があるし。もっと高く評価されていい監督だと思うね」

大住「そうだと思う。たくさん観戦しているわけじゃないけど、試合を見ていると穴がないよね。どの選手も忠実にプレーするのは、指導の力だと思うよね」

後藤「開幕直後は順位が上でも徐々に落ちてくるんだろうと思ったら、そんなこともなくて」

大住「23試合で20失点という守備力が、勝点獲得の原動力になっているよね」

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