シーズン折り返しを前にした各チームの思惑は?
5月25日には天皇杯1回戦も実施され、J2で前節まで2位のRB大宮アルディージャ、同4位の水戸ホーリーホック、同7位のFC今治など6チームはJ2リーグ戦を戦っていない。
今節終了時点の暫定順位を見ると、首位の千葉を1対0で退けた9位の長崎は、8位に順位を上げている。4位の徳島ヴォルティス、5位の水戸は勝点29、6位のジュビロ磐田と7位のサガン鳥栖が勝点28だ。6試合負けなし(3勝3分)の長崎は、上位に接近してきた。ゴールデンウィーク直後は勝点差が開いたものの、上位陣は再び混戦模様となっている印象だ。
上位との勝点差を縮めた長崎も、大切なのはここからだ。
5月31日開催の次節は、1試合未消化で5位の水戸とのアウェイゲームだ。天皇杯を挟む6月15日の19節では、同じく1試合未消化で2位のRB大宮アルディージャをホームに迎える。
上位だけでなく、リーグ全体を見渡してみる。
全38節の折り返しが近づきつつあるなかで、ここまで最下位に沈む愛媛FCが監督交代に踏み切った。5月20日に石丸清隆監督の契約を解除し、青野慎也ヘッドコーチが同日から暫定的に指揮を採っている。
J1昇格候補との評価を集めながら、ここまで勝点獲得に苦しんでいるチームもある。ここ数試合の結果次第では、監督交代に踏み切るチームがさらに出てくるかもしれない。